踊れすのーまん
※注意※
今回、ダンスについて自分が思うことをつらつら書いていますが、私はダンスの経験も知識も皆無ですし、運動も体育の授業以外でしたことがないレベルなので体の使い方とかも全くわかりません。芸術鑑賞も技術を云々することなく感覚で楽しむだけの人間です。そんなド門外漢の私個人が勝手に持った印象を書いただけなので、見当違いだったり意味不明だったりはすると思いますが、これは個人的思考を記録しておくことを目的としたブログなので、お嫌でしたら読まないでください。
前々回の記事で深澤くんのダンスの好きポイントを羅列したのだけれど、それをピックアップするためにダンス動画をひと通り見直していたら他のメンバーの好きポイントもピックアップできちゃったので、せっかくならとまとめておくことにした。
以前こんなツイートをしたことがある。
ダンスにキャッチコピーをつけるとしたら
— うめ子 (@dcgc_umeko) 2020年9月3日
ラウール:華麗
向井康二:柔和
渡辺翔太:軽快
佐久間大介:自由
阿部亮平:計算
目黒蓮:闘志
宮舘涼太:貫禄
深澤辰哉:自然
岩本照:自信#SnowMan #スノキッシン #くちびるものがたる https://t.co/i6kQXtNgXx
“自然”の深澤辰哉についてはすでに無駄に資料が多くて熱意が空回ったプレゼンみたいな記事を書いてしまったので、他のメンバーについてはできるだけ簡潔かつ冷静に、順に好きポイントを挙げていきたい。
たぶん、該当担の方からすると「もっと他にもあるだろ!」って言われると思うけど、完全に個人的な好みの問題だし、基本的に深澤くんばっかり見ていて他のメンバーについてチェックが甘いのでご容赦願いたい。
1.“華麗”のラウール
加入した時、ダンスの巧さと派手さに驚いた(まだ15歳!?ってのもあったと思うけど)。
彼はいつなんどきも華麗に踊りまくっているけれど、やはりあの長い長い長い脚が華麗に動く様には見とれるしかない。
私が特に好きなのはここ。
Party! Party! Party!「Shake your body×3」
いやー何この動き。
脚の短い人はやろうと思ってもできなさそうだし、できても映えないだろうし、脚が長いからって誰でもできるものじゃないでしょう。
というか、この時のラウールくんはまだ16歳、まだ身長(ひいては脚)が伸びてる時なわけで、体型が変わるってことは体の使い方が変わるってことで、その最中にあってこのダンス。
これ成長止まったらまた踊り方が変わったりするのかな。
若いから内面の変化とかも表れそうだし、10年後とか想像つかないけど楽しみ!
2.“柔和”の向井康二
向井くんは本当にスタイルがいい。
やはりお母様の血だろう。
タイとかベトナムとかあのへんの方(特に女性)は、身長は小柄~普通でも小顔で手足が長い人が多い気がする。
そんなスタイルで、しかも運動神経もいいほうだったら思いっきり鋭いダンスを踊ってもよさそうなものだけど、彼のダンスはどの曲でもどこか柔らかい。
オノマトペで言うと、「ビシッ!バシッ!」とか「シュッ!スパッ!」みたいな感じじゃなくて、「ふわっ」って感じ。
格闘技やってたから止まる時に体に負担がかからないように衝撃吸収する止まり方してるとか?いやでたらめな憶測ですけど。
個人的に好きなのは『ひらりと桜』の向井康二。
後姿の時、全体で右から3番目
いやこの動画めちゃめちゃ向井くんを追いにくいんだけど、公式YouTubeで他になくて……。
でも『ひらりと桜』の向井くんはほんとに桜の精っぽさがあってとても良いと思う。
絢爛たる歌舞伎の始まりを象徴する感じの華やかな曲の世界観を壊さず、それでいて柔らかさと可愛らしさがあるというか。
ROTで苦戦していたのが嘘のよう……いやだからこそか……がんばったね……。
3.“軽快”の渡辺翔太
いやもうこの人はとにかくステップ!ステップが天才!!
体重あります??ってくらい軽やかに踊りますよね渡辺くんは。
これとかね。
KISSIN’ MY LIPS ラップ終盤
くっ!一瞬しか映りゃしないっ……!!
カメラワークとかいらんから定点で全員を映してくれと叫びたくなることの多いSnow Manですが、この曲は特にね……。
「スーパーいわさくタイム」って言われて盛り上がってたし、声を出している人間をアップにするのが定石と割り切ってはいても、この時ばかりはね……何人のスノ担が「カメラを引けぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」と叫んだことでしょう……。
ハロハロの「I’ll be your hero どんな時も~」もね、顔が綺麗なのはわかってっからここでアップにせんでいい!!それより足元!!!!!って感じ。
あとこれもかっこいい!
Make It Hot「踊り明かそう~サビ」
「踊り明かそう」のとこ、今何した?って感じだけどめっちゃかっこいいし、サビのステップはもう最高。
そんなステップの神・渡辺翔太が終始イケ散らかしててしんどいのがBlack Goldですね。
あれは切り取れない。
始めから終わりまでかっこよすぎる。
この曲はほんと渡辺くんにバチバチにはまってるので、こういう曲もっとください!
もっと見たい!!
(テンションでお察しの方もいらっしゃるでしょうが、私は殿堂入り深澤くんの次に渡辺くんのダンスが大好きです)
4.“自由”の佐久間大介
佐久間くんのダンスはもう、初めて見た時から「うまい」「すごい」だった。
「キャーッ!」って感じにならない。「わー!すごーい!」って感じ。
彼は普段のテンションもああだし、ダンスも常に全開って感じだけれど、私が好きなのはそこではなくて、ちょっと遊んでいるというか、アクセルをベタ踏みしていない時、そして振付がない部分の佐久間くんだ。
Party! Party! Party! 通路を移動しながら軽く回る佐久間大介
Black Gold 冒頭からサビの間、素人目にも異常な動きで遊ぶ佐久間大介
特に前者。
これでもまだアクセルを踏んでると思うので、一度、観客に見せるということを一切想定しないで踊る佐久間くんを見てみたい。
佐久間くんは、常に見られることを意識しまくった全開のダンスを提供してくれる。
加減を知らない、限界なんか決めない、気持ちをセーブしない、とても自由なダンスだと思う。
でもそれはやっぱり「曲の中で」「ステージの上で」という枠がある(そこからも逸脱したらプロじゃなくなってしまうので当たり前だけど)。
そこからも解放された、真に自由な佐久間大介にとても興味がある。
可能なら、佐久間くんを一人でクラブに放り込んで「気分で適当に踊って時間潰しといてー」って言って、その様子をそっと見ていたい。
5.“計算”の阿部亮平
阿部くんはダンスでも頭がいい。
抜群の読解力で楽曲を解釈して、計算しつくされた表情や動きでそれを表現する。
「この曲はこういう曲だから、ここでこういうふうにしよう」と全部考えていると思う。
あざといあざといとさんざんいじられたD.D.のマルチアングル冒頭「いくよ」だってそうだ。
あれはデビュー曲の冒頭、しかも「Hey you let me go」「テッペン見せてあげよう」「キミとChange the world」という曲なのだから、「いくよ」で大正解、それがあの頷きひとつで伝わっているのだから100点だ。
カメラ目線で的確に攻撃を仕掛けてくるアップ職人阿部亮平はYouTubeでも歌番組でも数えきれないほど確認できるけど、私が好きなのはこれ。
Boogie Woogie Baby「今すぐにGo “C’mon” Let’s go」
この、「C’mon」で顔を上げるやつ、「来い!!」っていうのをどうしても表現したいと考え抜いた末に取り入れたに違いない。
こういう計算が阿部くんだと思う。
また、岩本くんが阿部くんについて、「こういうふうに見せたいんだけど、ってよく聞いてきてくれる」と話していた(Dance SQUARE vol.43)。
自分で思いついたものはそのまま実行して、足りないと思ったら岩本くんにアドバイスをもらって、自分の目指すダンスを形にしている。
目的地を決めて、そこに到達するために試行錯誤しているのだろうなというのが、実に理系っぽい。
それと、阿部くんについてもう一点特筆すべきは、この数年でダンスがぐっと上達したこと。
5年前の阿部くんは、率直に言って6人の中でいちばん下手だった(アクロバットで一人だけタイミングがずれたり、ダンスも精度が低かったり)。
当時はまだ在学中だったので、練習時間が足りなかったのだろう。
というか、理系の学生生活を送りながらあそこまでできていたのは逆にすごい。一体いつ寝ていたのかと戦慄する。
身を削って両立していたのだろうと思うと本当に頭が下がるけれど、さらに頭が下がることに、卒業後、仕事一本になった彼はしっかりダンスが上達するのだ。
「あ、ほんとにただ単に時間が足りなかったんですね」と納得。
阿部くんのダンススキルがきっちり高いことは、Black GoldダンプラやStories倍速などを見るとよくわかると思う。
ずば抜けた頭脳で曲と歌詞を読解し、しかるのちに効果的な表現を模索し、最終的にきっちり高いダンススキルと豊かな表情でそれを実行する。
凄まじく仕事のできる男、それが阿部亮平。
6.“闘志”の目黒蓮
手足が長いわりにコンパクトに踊る子だなと思う。佐久間くんと真逆かも。
宇宙sixが彼以外小柄だったから合わせてて癖になったのかな?
理由はわかんないけど、あれだけ長い手足を持っていながら振り回されることも持て余すこともなく制御して踊っているんだからすごい。運動神経の賜物?
私が好きな目黒くんのダンスはこれ、デビュー一周年記念の生配信のGrandeur。
私が彼のダンスをして“闘志”と評したのはKISSIN’ MY LIPSのMVなのだけれど、あの時の“闘志”は、立ち塞がる何かと必死に戦っているような切羽詰まった感じの闘志だった。
そこから一年足らず、一周年の時は同じ“闘志”でもちょっと余裕がある感じ。
なんかこう、「バトルしようぜ!」的な、好戦的で楽しげな“闘志”。
加入時はついていけるのかと不安視していたレベルだったのに、加入から2年でここまで変わるなんて、本当にバトル漫画の主人公もびっくりの爆速成長である。
今後もまだ変わっていくのかな。楽しみです。
7.“貫禄”の宮舘涼太
宮舘くんは私が見始めた5年前はまだ“宮ちゃん”感があった。
Snow Manの知名度自体が高くなかったのもあると思うけど、その頃は“舘様”呼びはまだ定着していなかったかもしれない(2016年のライブでキスマイがやたらと“舘様”を強調していたので、いじるの半分・定着させようと協力してあげるの半分だったんだと思う)。
彼が“舘様”という道を決めたからファンがそれに気づいたのか、“舘様”という呼称に何かを感じて彼が道を決めたのかはわからない。
わからないけど、彼は目指すダンスの方向が定まっていて、そこに向けてひた走り、2018年の時点でもう“舘様”としか言いようのないダンスが確立されていたと思う。
今はもう何を踊っても完全に“舘様”だ。
力強く安定感があり、それでいて決して鈍重ではなくしなやかで、貫禄が漂う。
5年前が王子だとしたら、今は完全に国王。即位おめでとうございます陛下。
そんな舘様のダンスで特に素晴らしいのは、やはり脚ではなかろうか。
あの恵まれすぎた下半身で繰り出す脚技の数々、平伏に値いたします。
個人的に宮舘涼太大優勝案件は2018年の歌舞伎のBoogie Woogie Babyだ。
「脚―――――!?!?!?!?!?!?」って感じ。
だがまぁそれはここに貼れないので、貼れるやつで好きなのはこのへん。
Stories「今は小さく儚い希望も」
Grandeur 落ちサビ直前
これなー、他の人が同じことやろうとしても絶対こんなに様にならないと思うんだよなー。
彼は「こういうふうに踊る」っていうビジョンがすごくしっかりしていて、生まれ持った身体と才能をフルに生かして、それを実践している。
阿部くんも目標を決めてそれを達成するために進むタイプだと思うんだけど、阿部くんは目標を細かく設定してそれをひとつひとつクリアしていく感じなのに対して、宮舘くんはものすごく遠い・高い目標を設定して、そこに向かって邁進していく感じ。
だから、彼が理想とする“舘様”にはまだ到達していなくて、その過程を見せていただいているような気がする。
彼が満足する日は来るのだろうか。反語。
8.“自然”の深澤辰哉
前々回(ここが好きだよ深澤辰哉 - 五臓六腑を燃やして)はいくつ動画貼ったんだよっていう……無駄に資料が多くて熱意が空回ったプレゼンみたいになってしまったので、ちょっと落ち着いて、涙を呑んで、好きなとこ絞ってまとめ直します。
深澤くんのパフォーマンスは力みを感じない。自然体。
それでいて色気が滴っていてめちゃめちゃかっこいい。
どこがどうしてとかは本当に一切説明できない。
で、そうやって「あー深澤くんかっこいいなー」ってうっとり見ていると、急に撃たれる。
その撃たれるポイント、全部見てみようと思ってくださる方は前々回の記事を見ていただくとして、厳選するとこれ。
ZIG ZAG LOVE「So tell me tell me girl 諸行無常な“世界”」の肩
Ⅵ Guys Snow man「Singin’ Singin’ 全力“で”」の足
ちょっとやめてー!!!さらっとなんかしないでーーー!!!!嘘ですもっとしてーーーーー!!!!!
……だめですね、やはり好きすぎると思考が焼き切れて語彙が消失します。
9.“自信”の岩本照
岩本くんのダンスを見ると、ものすごく自信満々な感じがする。
ぶっちゃけ踊ってるとき常にドヤってると思う。
自分と自分のダンスがめちゃめちゃかっこよくて魅力的でみんなが惹かれることを知っていて、注目と称賛を浴びることに快感を得るタイプ。
本当にステージの上で生きる人だと思う。
彼の自信はどこも間違ってなくて、彼のダンスは掛け値なしに素晴らしくてかっこいい。
そう、私は岩本くんのダンスを見るとだいたい「かっこいい」と思う。
んだけど、このダンスは「かっこいい」ではなく「美しい」と思った。
終わらないMemories 間奏
この曲のせいかもしれない。
6人体制・Jr.時代に別れを告げ、9人体制・デビューへと踏み出したSnow Manを象徴する曲だから、こっちの思い入れが強くて特別に見えるのかもしれない。
でも、それを言ったらこの時の9人だって同じ気持ちだったはず。
岩本くんがどんな気持ちで踊っていたかを知ることはできないけれど、やっぱり特別な思いはあったんじゃないだろうか。
「俺かっこいいでしょ」とか「踊ってるの楽しい」とかって感じの、自信満々で余裕綽々な岩本くんのダンスもとても魅力的だけれど、この終わメモの岩本くんは感情むき出しで、それが美しい。
ちょっと「え……これ見ちゃっていいのかな……?」って気持ちになる。
でもこれを見ちゃったらますます岩本照のダンスから逃れられない。
この時の終わメモ、無意識に感情があふれ出ちゃったのか、意識的にあえて出したのかわからないけど、どちらにせよ彼はステージで踊るのが天命だと思う。
以上、大変長くなりましたが、Snow Manの9人それぞれのダンスについて超個人的な考えを語らせていただきました。
気が済んだので、今度こそ記憶整理回に戻ります。
次回:増員時のこと