五臓六腑を燃やして

とあるSnow Man深澤辰哉担の個人的思考の記録

BGMから見るYohji Yamamoto × RAUL TGC SPECIAL STAGE (2022A/W)

ラウールくんとYohji Yamamotoの出会いに感謝して2ヶ月ちょっと。

こんなにすぐまたあの素晴らしい舞台芸術を見られるとは思わなかった。

 

youtu.be

 

 

前回の記事でも書いたけれど、ラウールくんはYohji Yamamotoのショーステージととても相性が良いと思う。

デザイナーでありながらミュージシャンでもある山本耀司氏がつくるステージは、BGMとモデルのパフォーマンスの掛け算によって、ファッションショーの枠におさまらない、良質な舞台芸術になる。

ラウールくんが最高に輝く場所だ。

優れた容姿、デザイナーの要求を正しく理解する賢さ、ウォーキングの技術といったものを持っているだけでなく、何よりも、彼がダンスを踊る人で、音楽を読解し、音楽にのって表現するということに長けているから。

 

 

先日のTGCのBGMは、山本耀司氏が1998年にリリースしたアルバム「地下生活」に収録されている「ガラスの時代」。

を!!今回のステージのためだけに歌詞を編集し、音源を再録したもの。

衣装も今回のためだけに作られたショーピース。

 

これは、もう、ラウールくん……ヨウジヤマモトの寵愛を受けていませんか?

……というのは思い込みの言い過ぎかもしれないけれど、ここまでしてもらえるというのはすごいことだし、特別なステージだったことは確かだと思う。

 

 

今回BGMとなった「ガラスの時代」の歌詞は以下の通り。

 

あっちを向けと言えばあっちを向くんだね

こっちを向けと言えば素直に向くんだね

逆らう手間が面倒なんだね

怖いくらい冷たいんだね

人に言われて仕事を変えたり

仕事に合わせて自分を変えたり

絶望の時代だから絶望するんだね

ガラスの時代の入れものなんだね

宅配にメールすれば暮らしまで届くもんな

携帯の中にいる彼氏は優しいのかい

降りてこい、降りてこいよ

 

足で地面を歩く暮らしに

けっこうきついけど体張って

命かけて暮らす人生は

それでもなかなか

それでもなかなか

色っぽいぜ

 

 

 

ラウールくんの表現力は凄まじいものだったけれど、やり方としてはとてもストレートだと感じた。

背中に書かれた「ガラスの時代の入れものなんだ」という言葉通り、彼はガラスの時代=絶望の時代の化身で、その身の内は絶望で満ち満ちている。

なので前半の足取りはゆっくり重く、歩を進めるたびに地面が絶望で黒く染まるし、会場を眺める表情も冷え切っている。

 

それが「降りてこい、降りてこいよ」で一変する。

 

この呼びかけによって空気が変わり、風が吹いたのを感じて表情が動き、自分の足元が絶望に黒く染まっているのに気づいて逃れようと足を浮かせ、もがき苦しんで“ガラスの時代の入れもの”を内側から壊して抜け出る。

 

「足で地面を~」以降は、解放され、凄絶な笑みを浮かべ自由に踊る。

そして決められたランウェイから客席に降り、前半とはまるで違う自然でラフな足取りで、吹っ切れたような表情で歩き去る。

 

 

 

BGMとパフォーマンスが完全に合致し、一本のストーリーが完成している。

こうして書くのは簡単だけれど、実際にやろうと思ってできるものでは決してない。

ああして表現できてしまう山本耀司氏とラウールくんは天才(で片付けていいとは思わないけれど他に言い様がないのでやっぱり天才)だ。

 

さらに言うなら、もしかするとラウールくんという実存在と、それに熱狂する観客も演出に入っていたのでは、と思う。

ラウールくんはアイドルだ。

「宅配にメールすれば届く暮らし」「携帯の中にいる彼氏」と並ぶ、「ガラスの時代」の象徴、まさに偶像。

そんな自分にペンライトやうちわといったグロテスクなアイテムを振る人間たちを眺めて絶望する前半。

偶像を壊して踊ったにも関わらず、それに気付かずに熱狂する観客と、そんな観客を一顧だにせず歩き去る後半。

 

観客の行動まですべてが演出で、何もかもひっくるめてヨウジヤマモトの「降りてこい、降りてこいよ」というメッセージのように思える。

考えすぎだろうか。

でも過去のTGCのラウールくんのステージを見れば観客の行動は予測できただろうし、やはりそこまで想定しての演出であったように思えてならない。

 

(一応言っておくと、今回のこれはシュールな演出として素晴らしい完成度になっているからよかったけれど、本来はあのようなパフォーマンスに対してペンライトを振ったり、うちわを出したりというのはやめたほうがいいと思う。

確かに過去のTGCSnow Man全員で出演したステージではうちわもペンライトも違和感はなかったし、そもそもペンライトはTGC側が配っているし、うちわだって禁止されているわけではない。

もし今回のラウールくんのステージが、ノリノリの音楽に合わせてモデルウォークをするものだったなら、ペンラを振りまくりうちわで主張するのが間違いだとは思わない。

同じTGCでも、2021S/S(ヴァサイェガくんと一緒だったやつ)などはそういうノリでよかっただろう(実際には無観客だったが)。

だがしかし、今回、2022A/Wのあのスペシャルステージ、あの舞台芸術の最中にうちわやペンライトを振るというのは、凄まじい違和感がある。

たとえば賑やかな飲食店であっても、突然店内が暗くなってバースデーサプライズが始まった場合、それまでどんなに盛り上がって会話をしていても、ルールとして定められていなくても、店内の客は一瞬で対応して会話を中断するはずだ。

それと同じで、まぁ要するに、空気を読みましょうという話。

……あれ?でも「空気を読め」というのは、「ガラスの時代を打ち破れ、降りてこい」というヨウジヤマモトのメッセージに反する……?

みんなやりたいようにやればいいの……?

いやでもそもそも、アイドルというその名の通り偶像に熱狂してうちわやペンラを振る、という行為自体に対して「降りてこい」と言っているのでは……?

ダメだわかんなくなってきた。)

 

 

 

いくら考えたところで、天才の真意は凡人たる私ごときにはわからないけれど、この二人の天才の出会いと、それによる新たな芸術の誕生には、ひたすら感動と感謝を抱いている。

あんなステージを作り出せることがわかったからには、これっきりで終わるなんてことはないだろう。

きっとこれから先、Yohji Yamamoto×RAULのステージを何回も見ることができるだろう。

そして私はそのたびに感動するし、感謝するだろう。

本当に、素晴らしい芸術作品です。ありがとうございます。

 

 

 

というわけで、その感動と感謝の衝動のままにヨウジヤマモトの服を一着でも買いたい!!とウェブショップを覗き、結局は断念しました。

でも諦めたくないので、足で地面を歩く暮らしに日々勤しみ、あれを買って着られるような揺るぎない自分自身と財布を手に入れるべく邁進しようと思います。

 

BGMから見るYohji Yamamoto POUR HOMME Spring-Summer 2023⁠ Collectionの悪い男とラウールくん

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Yohji Yamamoto POUR HOMME Spring-Summer 2023⁠ Collectionは、素晴らしい舞台芸術だった。

私はファッションにはとても疎く、知識もセンスも何もないのだけれど、BGMとモデルたち、そしてそのウォーキング(というかパフォーマンス)の掛け算が凄まじい効果を発揮していることはわかった。

というか、ファッションに疎いからこそ、ファッションショーとは服を見せるためのものであるとしか思っていなかったからこそ、衝撃を受けた。

あのショーはただ服をお披露目する場ではなく、服によってそれを着ている人を際立たせてパフォーマンスを成立させる舞台芸術だったから。

しかし考えてみれば、服というのは本来そういうもの(服が主役ではなく着ている人が主役)なので、当たり前といえば当たり前なのかもしれない。

私がこのショーを見たのはラウールくんが出ているからなので、こんな芸術があることを知る機会を与えてくれたラウールくんにとても感謝しています。

 

そのラウールくんが今回のショー出演後に出したコメントで、山本耀司氏の著書を読んだこと、その中で「女性に不条理なルールを決めた男が全員敵になった」という内容に共感したこと、それをテーマに“悪い男”を表現したことを話していた。

私はこのコメントを先に読んでからショーを見たのだけれど、BGMと、それにのせて歩くモデルが体現する“悪い男”の徹底っぷりに感動すら覚えた。

特にBGM選曲が、もう本当に徹底して“悪い男”なのだ。

あんな“悪い男”やこんな“悪い男”を、音楽で徹底的に演出していた。

最初と最後に流れたインスト曲は残念ながらわからないのだが、2曲目から順にどういう曲なのかに着目して、それに合わせて出てきたモデルたちとそのパフォーマンスを見ていきたい。

(※モデルたちと言いつつ、ラウールくんと俳優さんたちにしか言及していません。本職のモデルさんたちは名前がわからないし、やはり俳優さんたちの演技がわかりやすかったので……モデルさんたちごめんなさい)

 

 

 

1曲目 不明 0:00~ マフィアの幹部

 

何の曲なのかはまったくわからない(誰かわかる方がいらっしゃったら教えてください)のだけれど、いかにも悪そうな感じ。ザ・悪い男。

その中を黒を纏ったモデルたちが歩き、肩をぶつけ合いながらすれ違う。

そしてその曲のラスト(2:23)、白髪短髪の精悍な伊藤英明がそれはもうガラの悪さ全開のふてぶてしさ全開で登場(私はイケオジが大好きです)。

途中で誰かを見つけて歩み寄り、何かを問うように見つめるパフォーマンスも含め、それジャケットの内側に物騒なもの持ってますよね?というような、これからバイオレンスな映画が始まりそうな感じ。

というわけで、ここでの“悪い男”は、マフィアの幹部。

 

 

2曲目 Trouble(エルヴィス・プレスリーのカバー) 3:25~ 不良

 

この曲は、俺は悪いんだぜ、不良なんだぜってひたすら歌ってる曲。

ガチで「俺に近寄るとケガするぜ」って言っちゃってるやつ。

4:33で白スーツでキメた要潤が登場(好き)。

さらに続けざまに、要潤とはまた少し違う白スーツでキメた大沢たかおが登場(私はイケオジが大好きです)。

さらにさらにそこからモデル一人はさんでキャスケット似合いすぎの加藤雅也が登場(私はイケオジが以下略)。

この三人は、客席に目もくれない。

ランウェイ正面のカメラにくれる目線は超カッコイイけど、ちょっと気取ってる、伊達男っぽい感じ。

というわけで、ここでの“悪い男”は、不良。それも不良がカッコイイと思って不良やってる不良。

 

 

3曲目 なんでこうなんだろう(山本耀司) 6:38~ 社会不適合者のダメ男

 

この曲は、自分がダメダメな男だということを歌った曲。

自分で自分のコントロールができない、自堕落で、ヘタレで、気難しくて、面倒くさい、そういうダメ男だということを寂し気に、でも淡々と。

その、まさに「少し難しい人間なので」というところ、7:33でラウールくんが登場。

服はつぎはぎっぽい感じで、うらぶれたというか落ちぶれたというか、語弊を恐れずに言うとみすぼらしい様子というか。

そんな服を着たラウールくんは、ランウェイと言われて想像する颯爽とした歩き方とは真逆の、「そろそろ」とか、いっそ「とぼとぼ」と表現したいような、静かでゆっくりした歩き方をしている。

あの良すぎる顔とスタイルをもってしてなお、ものすごく曲に忠実なダメ男感、寂寥感がちゃんと出ている。

その後、モデル一人はさんで竜星涼が登場するが、彼はどちらかというと1曲目の伊藤英明に近いような、ちょっと刺々しい、睨むような感じを出している。

続けて出てきた城田優は、帽子も相まってスナフキンっぽい感じ。

三者三様の表現だけれど、どれも社会からはみ出している感じがあったと思う。

というわけで、ここでの“悪い男”は、社会不適合者のダメ男。

 

 

4曲目 貴方解剖純愛歌~死ね~(あいみょんカバー) 10:06~ 浮気男

 

超怖いんですよこの歌。

浮気男に対して、「貴方を解剖してパーツごとに私のものにして浮気とか絶対できないようにしてやろうか私のこと好きじゃないのマジ許さないわ死ねよ」って可愛く歌うんですよ。

10:33で「え!?これヨウジヤマモト!?」と言いたくなるようなド派手なスーツに身を包んだ遠藤憲一が登場(私はイケオジが好きすぎます)。

俺かっこいいけどなんか文句あるかよって感じで、爆モテなクズ男の風情たっぷりに歩ききる。

この曲の間はずっと(最初のエンケンさんほどでないにしても)派手めな服が続くので、そういうコンセプトなんだろうなと思う。

13:19で登場した伊藤英明は、最初の曲での威圧感とは打って変わって、ロングシャツ?ジャケット?の裾を翻してみたり、正面のカメラ前で目を伏せてみたりと、もててもてて困っちゃう罪な男を演じている様子。

というわけで、ここでの“悪い男”は、モテモテ浮気男。

 

 

5曲目 Danny Boy(曲:アイルランド民謡、詞:後世創作) 14:03~ 勝手な男

 

私が今回のショーで一番衝撃を受けたのはこの曲。

これは「愛するあなた、あなたは行ってしまうけど、私はずっと待ってるわ、だから戻ってきてね、私は死んでもあなたを待ってるわ、愛してるわ」という感じの歌。

実は、戦争に出征していく恋人や家族を見送る歌。

14:19に城田優がちょっとダラダラした感じの、本意ではないような歩き方で登場。

途中で立ち止まって誰かを見つめ頷くような様子を入れつつ歩き、決意を秘めたような眼差しで正面カメラを射抜く。

歌に忠実に、愛する人を残していくことにやるせない思いを抱えつつ、愛する人を守るために戦争に赴く男を表現していると思った(さすがミュージカル俳優)。

だが、これのどこが “悪い男”なのだろう?

その答えは、ラウールくんのコメントにある。

山本耀司氏の著書にあったという、「女性に不条理なルールを決めた男が全員敵になった」という内容。

そこで私は思った。

「戦争に行く男をおとなしく見送って、無事を祈ってひたすら故郷で待っている、その男が帰ってくるまで、変わらずその男を愛して待っている、死んでも帰りを待っている一途で貞淑な女」が美しいと決めたのは誰?

使命感に溢れた強い男は、裏を返せば独善的で勝手な男なのではないか。

……これに気づいた時、私はものすごい衝撃を受けた。

 

15:27に登場したラウールくんは、なんというか、ものすごく存在感のある幽鬼、という感じ。

さっきの城田優がこれから出征する男なら、ラウールくんは戦地から帰還した男。

服は濁ったような色が使われていたし、メイクも薄汚れた感じが出ていたと思う。

体を揺らさず静かに、でもしっかり足を踏みしめて歩き、「あなたが帰って来た時に私が死んでいたら……」と歌われている部分で、あのパフォーマンスをする。

そして彼が客席を見つめている間の歌詞は、「私が死んでいたらそれでもいいから、私が眠っている場所を見つけて」。

そこからまた少し歩いて、正面のカメラを見つめてから、何かをこらえるような、憤るような、諦めるような、なんともやるせない表情で目をそらして踵を返す。

その瞬間の歌詞は「私にさよならを言って」。

……おわかりいただけただろうか。

これはもう、振付でしょう。

完璧だ。

さすがミリオンアーティストとでも言えばいいのか?

なんなんだこの天才的な演出は?

この後、ダニーボーイが終わるまでに竜星涼さんも加藤雅也さんも登場するのだけど、申し訳ないけど割愛させてください。

このラウールくんはあまりにも完璧だった。

彼が完璧にパフォーマンスしたダニーボーイの“悪い男”は、女に一方的に役割を押し付ける、勝手な男。

 

 

6曲目 Are you lonesome tonight?(エルヴィス・プレスリーのカバー) 17:45~ 未練がましい男

 

この曲は、別れた恋人に「今夜は一人?俺に会いたくない?別れて後悔してない?」という類のことを延々語りかける歌。

さらには「俺を愛してるって言ったのは嘘だったんだよね、でも俺はそれでもよかったんだよ」とか。

男目線からすると冷たい女・ひどい女に惚れちゃってまだ引きずってる感じだろうけど、女からすると「いやあんたがそういう感じでうざいから別れたんだよキモっ」と言われても仕方ないウジウジ男だ(エルヴィスファンの皆さんごめんなさい)。

まぁとにかく、フラれ男の未練たらたらソングなわけで、俳優陣は傷心っぷりを表現している。

18:53に登場した要潤は、途中で客席を静かに眺めるけれど、眺めているだけというか、外界をシャットアウトしている感じがする。

続いて登場した大沢たかおは、ちょっと強がっているような歩き方。

誰か(恋人)を探すようなそぶりも見せる。

さらに続けて出てきた遠藤憲一も、落ちぶれたというか憔悴したというかやさぐれたというか、何で俺こんなとこで一人なんだろうなぁというか、かっこいいのにイケイケ感は一切ない。

背中の「心しずかに…」が実に納得。

というわけで、ここでの“悪い男”は、未練がましいウザ男。

 

 

ここで冒頭のインスト曲に戻って、山本耀司氏が登場し、ショーが終わる。

 

観客は多種多様な“悪い男”を見せられて、それを彩る服たちを強烈に印象付けられた。

それはもちろん服と、それを着ていた人たちの力だけれど、私は音楽がものすごく重要なファクターだと感じた。

Yohji Yamamoto POUR HOMMEの他のショー動画も見てみたのだが、今回ほど徹底してわかりやすく“悪い男”を演出したBGM選曲はなかったように思う。

このショーで、ラウールくんのパフォーマンスは特に際立っていた。

私はSnow Manのファンだからそう思うのだと言ってしまえばそれまでだろうけど、ファンの贔屓目を抜きにしても、彼のパフォーマンスは素晴らしかったと断言できるはずだ。

それは、彼の容姿だったり、デザイナーの要求を正しく理解する賢さだったり、ウォーキングの技術だったり、そういうものからもきているだろうけれど、何よりも、彼がダンスを踊る人で、音楽にのって表現するということに長けているからではないかと思う。

あのショーは、ラウールくんにとって最高に相性が良い舞台だった。

あの容姿と才能があって、さらに頭が良くて努力もする人だから、今回でなくても、いつかはコレクションデビューしていただろうけれど、今回は最高の形でのデビューになったのではないだろうか。

ラウールくんのパリコレデビューがYohji Yamamoto POUR HOMMEであったことは、素晴らしい幸運であり必然だったと思う。

心からの感謝と敬意を表したい。

ラウールくん、素晴らしいものを見せてくれてありがとう。

これからのスーパーモデルとしてのキャリアにとても期待しています。

 

お誕生日おめでとう!

Snow Manのシンメが笑っちゃうくらいシンメトリー

※注意※

今回、パフォーマンスについて自分が思うことをつらつら書いていますが、私はダンスの経験も知識も皆無ですし、運動も体育の授業以外でしたことがないレベルなので体の使い方とかも全くわかりません。芸術鑑賞も技術を云々することなく感覚で楽しむだけの人間です。そんなド門外漢の私個人が勝手に持った印象を書いただけなので、見当違いだったり意味不明だったりはすると思いますが、これは個人的思考を記録しておくことを目的としたブログなので、お嫌でしたら読まないでください。

 

 

 

Snow Man結成10周年おめでとうございます。

10年前、6人がSnow Manとなったこと、それがただの寄せ集めではなく、いわふか・あべさく・ゆり組のシンメ3組であったこと、本当に運命だったと思います。

 

2012年当時の私はSnow Manの存在すら知らなかったし、2016年に存在を知ってファンになって以降も現場に行ったことはないし、「ずっと見続けてきました!」とは言えないと思う。

でも逆に、在宅オタクであるからこそ、同じ映像を繰り返し見た回数はなかなかだと思う。

いや、デビュー後は供給が多すぎて全然なんだけど、デビュー前は本当に現場以外の供給が少なかったので、在宅オタクが彼らのパフォーマンスを楽しみたいと思ったら、同じ円盤・同じ動画を繰り返し見るしかなかったわけで。

そうして繰り返し見ているうちに、しみじみと思ったことがある。

 

Snow Manのシンメ3組って、ただの立ち位置じゃない。仲良しコンビ3組でもない。本当に、パフォーマンスが真のシンメトリーだ。」

 

本当にすごい。

3組とも見事にシンメトリー。

目標は同じなのに、それを達成する方法が真逆。

そんな二人×3でひとつのグループって、すごすぎない?

奇跡じゃない?

 

 

というわけで、今回は勝手に結成10周年を祝して、オリジナルメンバー6人=シンメ3組について語りたいと思います。

 

 

 

1.あべさくのパフォーマンス=利益追求型(テーマパーク型)

 

あべさく二人はよく「あざとい」と言われる。

「あざとい」という言葉は本来、小利口・小狡い・あくどい・抜け目がない・タチが悪い、というような意味だけれど、昨今は意味が変遷している。

「あざとい警察です逮捕ー!」の意味するところは、「己がどう見えるかを理解・把握した上で、戦略的に計算して可愛く見せている」ということだ。

まさに、この二人のパフォーマンスは徹底して戦略的だ。

阿部くんも佐久間くんも、「アイドルの使命はファンを喜ばせることだ」という信念がものすごく強い。

彼らの最優先目標は常に「ファンを喜ばせること」であり、パフォーマンスはその手段だと認識している。

何をしたらファンが喜ぶかを恐ろしいまでに把握していて、己の容姿や技術を最大限に活用して、目標を達成している。

アイドルという仕事を完璧に遂行している二人だ。

「この曲はこういうストーリーだから、こういうメッセージを伝えるパフォーマンスにしよう」というのはアーティスト誰しもに通ずる思考だろうが、阿部くんと佐久間くんはそこにもうひとつ、「そのためにこういう表現をしたら喜ばれるはずだ」という思考が乗っかっていると思う。

ただ、この(ファンの)利益追求型として完璧に同じ方向を向いている二人は、その目標を実現する手段=パフォーマンスのつくり方が正反対だ。

 

阿部くんはインプットもアウトプットもとても論理的。

歌詞を客観的にしっかり読解して、「ここはこういうことを言っているからこういう動きで・表情で……」と考えてひとつひとつ試行錯誤してパフォーマンスをつくっていく人。

 

佐久間くんはインプットもアウトプットもとても直感的。

曲を聴いて歌詞を読んで主観で世界を構築して、それに身を任せて体を動かすことを繰り返してパフォーマンスをつくっていく人。

 

やり方は正反対だけれど、自分を表現の道具にして、使えるものすべてを最大限活用してファンを喜ばせるパフォーマンスであるという点ではまったく同じ。

立地や予算に合わせて一番有効なアプローチを行い、最高の顧客満足度を叩き出すテーマパークのごとし。

どこまでもファンの利益を追求しており、そのためにどうすればいいかをわかってやっている、アイドルとして優秀すぎて怖いシンメ、それがあべさく。

 

 

 

2.ゆり組のパフォーマンス=美学追求型(専門料理店型)

 

ゆり組は同じダンススクールの出身なので、ダンスの根っこに通ずるものがあるのは当然なのだろう。

ただ、そういう型のようなものだけでなく、パフォーマンスをする目的が共通していると思う。

もちろんアイドルだから、「ファンを楽しませる」という目的はしっかり持っているけど、ゆり組の根底にあるのは、自己実現ではないだろうか。

「こういうのがかっこいい」というイメージが己の中にあって、それを実現するためにパフォーマンスをしている感じ。

あべさくはファンを喜ばせるためなら手段を選ばず、使えるものはなんでも使うけど、ゆり組は己の美学にのっとった手段でのみファンを喜ばせることを信条としていると思う。

かといって、頭が固いとか融通が利かないとかいうのとは違う。

己とは違う形の信念を持って実践している人のことは「自分にはできない」と激賞するし、良いと思えば新しいものもどんどん取り入れるし、良くないと思ったら続けてきたこともやめる。

理想とするイメージが確立していて、それに近づくためにやることとやらないことを取捨選択しているだけで、変化を厭わない。

ただただ己の美学に従って生きていて、それをパフォーマンスとして見せている。

たぶん、二人とも強いて意識しているわけではなくて、本能的に「俺らしい、俺がかっこいいと思う道」を進んでいるだけなのだと思う。

だから、どんな曲でどんな舞台でパフォーマンスしても一貫性があるし、「ああ、この人はこういうのがかっこいいと思っていて、それを私たちに見せてくれているんだな」とはっきりわかる。

 

ただ、その「かっこいいと思う理想形であり表現しようとしているイメージ」が、まぁ見事なまでに正反対。

こってりとあっさり、フルボディの赤ワインと麦焼酎、創作フレンチと老舗蕎麦屋くらいに正反対。

比喩でしか書き表せないのがもどかしいけれど、もうあれはダンスを見れば一目瞭然だろう。

 

理想とするイメージ・表現は正反対だけれど、己の美学を見せつけるパフォーマンスであるという点ではまったく同じ。

これと決めた道を究め、自分が納得のいく最高に美味しい一皿を提供する専門料理店のごとし。

どこまでも己が美学を追求し、それを実現するために生きている、人間としてぶれないシンメ、それがゆり組。

 

 

 

3.いわふかのパフォーマンス=愛情追求型(幼児型)

 

前述のあべさく・ゆり組のパフォーマンスには、はっきりした意志を感じるのだが、いわふかは意志よりも本能を強く感じる。

もちろん、プロ意識の高い人たちなので、「ファンを喜ばせたい」「楽曲のメッセージを伝えたい」「かっこいいところを見せたい」というような意志は持っているしそれもきちんと感じるのだけれど、根本的に本能で動いている感じがする。

あべさく・ゆり組は、己のやり方で観客を魅了して己の虜にしようという、いわば狩りのような意志を感じるのだが、いわふかはなんというか、観客はすでに手に入っていることを当然と捉えていて、そこに愛を振りまいているような。

“愛情追求型”としたのは、愛されたいと思ってパフォーマンスをしているという意味ではない。

愛されていることを当たり前に確信していて、向けられた愛情「大好き!!」に対して、「知ってる!俺も大好き!!」と返すことを目標にしているのがいわふかだと思うのだ。

いわふかは、とても本能的なところでアイドルをやっている。

そこがこの二人の共通点なのだけれど、ちょっとわかりにくいので、わけて語りたい。

 

まず岩本くん。

彼のパフォーマンスは自信に満ち溢れている。

そりゃああれだけダンスがうまければ自信もあるでしょと言えばそれまでだけれど、Snow Manの他のメンツだってダンスはうまいのに、岩本くんのようなドヤ感はない。

岩本くんのは、ただ単に己の仕事に自信がある自己肯定感ではなくて、「ねぇ見て!俺かっこいいでしょ?かわいいでしょ?褒めて褒めて!」という、5~6歳の子供のようなアピールだと思う。

比較するとわかりやすいので、あべさくを引き合いに出す。

あべさくの表情や動きなどのあれこれは、ここでこれをやったらファンが喜ぶとわかっていて狙ってやっている、あくまでファンサ(だから「あざとい」と言われる)。

それに対して岩本くんはファンサではなく、自分が「かっこいい!」「可愛い!」と言われたいからやっている、ただただ褒められたいだけの姫なのだ。

言い方は悪いが、あべさくが合コンにいる女子またはキャバ嬢(男子ウケを狙って相手を己の虜にし、己をちやほやしてくれる相手を喜ばせてお礼をしている)だとすれば、岩本くんは5~6歳の女児(己が可愛いこと・愛されていることを知っていて、それを言葉にして伝えてもらえたらそれで満足)という感じ。

この「褒めて褒めて!」というのは甘えにほかならないし、自分のことを好きだとわかっている相手にしかやらない。

岩本くんは、自分のことを愛しているファンに「俺のこと好きなんだよね、知ってるよ、俺も好きだよ、だからいっぱい褒めてね」と甘えているのだと思う。

相手に「かっこいい!かわいい!」と言わせることが、岩本くんの愛情表現なのだ。

 

※パフォーマンスの話から逸れてしまうが、岩本くんは今でこそグループ内でお父さんポジションとか言われているが、もともとは姫ポジションだった。

6人時代、最年少の阿部くんからは頼られ持ち上げられ、お兄ちゃん4人からはいじられ甘やかされ、それはもうすごいお姫様だった。パフォーマンス面ではエースなのに。

その片鱗は今でも見られて、検定試験の結果を「100点でした」と言ったり(「俺すごくない!?」とか「めっちゃがんばった!!」とか一切なく、それだけ言って褒め言葉待ち)、何かに失敗すると「あー悔しい!」とかではなく弁解したり(はいはいほんとはできるんだもんねひーちゃんは)、「ねえ!やだ!」とぷんぷんしたり(ガチ幼女)、お姫様扱いに慣れきっている感がすごい。

 

 

それに対して深澤くんはというと、もっと幼い感じがする。

2~3歳って感じ。

往来で2~3歳の子を見かけて、ああ可愛いなと思って手を振ってみたら、にこにこ手を振り返してくれた、という経験はないだろうか。

深澤くんのパフォーマンスは、ああいう感じ、もはや反射に近いと思う。

ウィンクなど特にわかりやすいと思うが、あれは「ここでウィンクしたらファンが喜ぶからやろう」とかそういうことではなく、「あ、見られてるな、ありがと」という反射だ。

彼にとっては、「誰かが自分を見ている」=「この人は自分のことが好き」ということが自然の摂理なのではないだろうか。

それは傲慢とかそういうことではなく、「あの人ぼくのこと見てるな、ぼくのこと好きなんだな、えへへありがとね」という、本当に単純で無邪気な心のありようなのだ。

そしてこれは、無邪気でありながらとてつもなく器が大きい。

己に向けられた好意に対して、「何かお返ししなきゃ!」でも「好きならちゃんと褒めて!」でもなく、「知ってるー、ありがとー、俺も好きー」と単純にストレートに返せるというのは、簡単そうに見えてなかなかできることではないと思う。

深澤くんの愛情表現は、サラっとしていてシンプルだけれどすごく懐が深い。

 

 

そう、いわふか二人に共通しているのは、この幼児のような純粋さ。

片や「俺ってかっこいいでしょ?可愛いでしょ?褒めて褒めて!」という甘え、片や「あ、見られてる、わーい、ありがと」という反射。

好意を向けられていると疑っていないこの純粋さと、それに対してサービスをしようとかではなく、やり方は違えど単純に自分も好きだと伝え返すことを目標としているのが、いわふかのパフォーマンスの真髄だと思う。

これは本人たちに聞いたら否定するだろう。

本人たちは完全に無意識にやっていることで、みんな自分のことが大好きだという確信は潜在的なものだから。

あべさくの利益追求は完全に、ゆり組の美学追求は八割がた、本人の意志によって行われているパフォーマンスで、長年やっていて無意識にできるようになってはいても、本質としては意識的なものだ。

しかしいわふかの愛情追求は、ほぼ完全に無意識下で行われていると思う。

 

相手に甘えるかただ受け入れるかというやり方は正反対だけれど、注がれている愛情を当たり前に確信して、俺も好きだよと返すパフォーマンスであるという点ではまったく同じ。

好意を向けられることになんの疑問も抱かず、なんの気負いもなく愛情を伝え返す、幼児のごとき本能でアイドルをやってるシンメ、それがいわふか。

 

 

 

と、勝手に思っています、私は。

私が知っているのはここ5~6年の彼らだけれど、きっと結成当時からそうだったんだろうし、3人が加入して9人になってもこの見事なシンメっぷりは変わっていないから、これからもずっとそうなんだろうなと思います。

 

ここまで書いたこと、思い込みのこじつけと言われればそれまでだし、否定はしません。

でも、彼らのパフォーマンスが、彼らの内面の表れであるのは確かなはず。

性格も信念も、生き方すら表れているんじゃないかと思う彼らのパフォーマンスが私は大好きだし、これからもずっと見ていたい。

もちろん、6人だけでなく、新たに加わった3人のことも。

オリジナルメンバー6人のことは最強シンメ×3だと思っているけれど、6人の中でのシンメ以外のコンビも、9人になってからバリエーションが広がったコンビも、それぞれにそれぞれの良さがあって素敵で大好きだし、何より9人が集まったパフォーマンスには無敵の力があると思います。

 

10年ずっと、Snow Manでいてくれてありがとう。

これからの10年もその先も、ずっとSnow Manでいてほしいです。

 

 

 

キススノ個人的まとめ

Kis-My-Ft2Snow Manはお互いに「直属の先輩・後輩」と言っているし、かなり関係が深い。
当初キスマイ担だったのが、キスマイを追っているとあまりにもSnow Manが入ってくるものだから気になりだして、ついには掛け持ちになった、という人は多いと思う(私がそれ)。
特にスノがJr.だった頃は仕事上の関わりも多ければプライベートでもしょっちゅう会っていて、口を開けばお互いのエピソードが出る出るという感じだったのだけれど、スノがデビューして忙しくなったこと、コロナ禍で会えなくなったことで最近はかなり減ってしまった。
なので、最近ファンになったという人は、両者の関わりをあまり知らないかもしれない。
……もったいない!!キススノは最高なのに!!!
あれもこれもこんなことも……!!知ってほしい!!キススノの素晴らしさを布教しよう!!!
という勢いで書いています。
勢いなのでメンバーごとに箇条書き。雑でごめんなさい。
以下どうぞ。
(※スノの加入組3人については、ラウールくんがキスマイの2015年Kis-My-Worldライブにちょこっとバックちびジュとして出ていた、目黒くんは渡辺くんに連れられて千賀くんと食事をしたことがある、向井くんはキスマイのツアーの関西会場でバックについたことがあり当時の相方である室龍太くんが横尾くんにリハでも本番でも服を脱がされるというウザがらみをされていたのを笑いながら見ていた、というくらいしか知らないので、下記には出てきません。ごめん!)

 

Ki☆北山宏光Snow Man
キスマイの最年長にして最チビ(本人曰く「ほんとは180cmあるけど地面にめり込んでる」)、チャラくて熱い男。
面倒見がよくて、スノ全員を誘って食事会を開いたり(2016年7月ごろ)、演出に興味がある阿部くんを舞台装置の展示会に連れて行ってあげたり(2016年9月ごろ)、いかにも先輩という感じのエピソードがよく出る。
ライブDVD『I Scream』の副音声で、2016年当時のSnow Manの実力と人気を「予約のとれない焼肉屋」と評したのもみっくん。
でもまぁこれはスノがキスマイのツアーについて回っていた2016年のことだし、その時に近しかったってことかなと思う。
では、時期関係なく特に親交があるのは誰か。
キスマイのデビュー前、グレていたニカちゃんを叱り、殴り合いの喧嘩をして熱い説教をかまして号泣させて改心させるという少年漫画みたいなことをガチでやる(金スマキスマイスペシャルで再現ドラマが流れた時は「あのエピソードがガチでドラマ化……」と思った)みっくんと特に親しいのは、スノで熱いといえばこの人、宮舘くんだ。
宮舘くん自身がMyojoの10000字インタビューやザ・テレビジョンの100問100答でも語っているけれど、仕事について熱い話をする仲らしい(宮舘くんとジェシーくんで北山くんに「なぜデビューできないのか」と相談して泣いた、という話は胸にせまるものがある)。
趣味が同じだとか遊びに行ったとかいう話は聞かないが、仕事の相談をする上で頼れる兄貴分、という感じみたい。
そして、宮舘くんからは話が出るけれど、みっくんの口からはそういう話は出ません。
やっぱね!みっくんはかっこつけマンだからね!相談に乗ってやったんだぜとか言っちゃったらカッコ悪いもんね! 
余談ですが、宮舘くんと仲が良いHiHi Jets橋本涼くんもみっくんを慕っているらしい。
熱いタイプに慕われる熱い男、北山宏光

 

 

 

S☆千賀健永とSnow Man
美容オタクの芸術家、歌もダンスもうまくて、作詞作曲振付グッズロゴデザインやってます、キスマイの超多才最年少ボンボン。
キスマイでは最年少でも、後輩に優しく親しみやすいお兄ちゃんで仲良しも多く、ブログでいろんな後輩とコラボ動画を出したりしていますが、舎弟は渡辺くんです。
毎日のように連絡が来る、なんなら食事を奢っている、というか泊めている(実家)。
2016年のツアー中、キスマイ7人とスノ6人で焼肉に行った時には「千賀の横に渡辺が張りついてずっと太鼓持ちしてた」と言われる(同ツアーのMCでみっくんが暴露)。
そんな渡辺くんが美容キャラを確立していく様を見て、「そんなとこまで憧れてるの……?洗脳じゃないよね……?好きでやってるよね……?」と一抹の不安を抱いたキスマイ担もいたのではないでしょうか(私です)。
幸いちゃんと好きでやっているようなので問題なし。
渡辺くん本人の口から「千賀くんの影響で」というのを聞けたときは本当にうれしかったなぁ。
千ちゃんはキスマイの楽曲でよくフェイクを担当しているのだけれど、同じく渡辺くんもフェイク担当が多いので、そんな共通点もうれしいところ。
ただし、ファッションの好みは合わないみたい(2017年9月のキスラジで言ってたんだけど、千ちゃんが渡辺くんにあげた服を、渡辺くんは黙って妹にあげちゃってたらしく、千ちゃんちょっとオコでした)。まぁ千ちゃんの私服ってジェンダーレスな上に派手めだったりするしね……。
ともあれ自他共に認める超仲良しな二人ですが、私が特に好きなエピソードが2016年7月のキスラジで千ちゃんによって披露されたこれ。
「昨日の夜、渡辺と約束してたの。でも急に北山さんがSnow Manと食事会を開くって言いだしたらしくて。で、せっかくの機会だからそっち行ってきなよって言って。23時くらいに終わりますって言うから待ってたの。でも連絡来なくて。あー長引いてんだなー、この機会に仲良くなれたらいいねぇと思って、こっちからは何も連絡しなかったんだけど。したら夜中の3時にいきなりメール来て。『ごめんなさい。やっら僕は、千賀くんがいちばん大好きな先輩だと再確認しました。すみません、酔っててよくわからないですが、普段恥ずかしくて言えないので……おやすみなさい。』(※「やっら」は「やっぱ」の打ち間違いと推測される)って」
千ちゃんも「可愛いなと思った」って言ってたし、その場にいた宮っちも「可愛いな!!」って叫んでたけど、いやもうマジで可愛い。
千なべ最高。
レーベル同じだし、二人で一曲やろ?千ちゃん作詞作曲振付で、超本気で歌って踊るやつやろ?待ってます!!

 

 

 

M☆宮田俊哉Snow Man
別名:宮田ニキ、ソロ曲の提供者はヒャダイン林原めぐみ上松範康、それどころか乙女ゲーキャラとフューチャー、アニオタ界に燦然と輝く王子。
彼のおかげでジャニーズであってもアニオタを隠さなくてよくなった後輩たちから崇め奉られ、優しい人柄から非アニオタの後輩からも懐かれる。
にも関わらず、宮田一派の構成員は一向に増えない。
なぜなら邪魔する人がいるから。
宮田一派幹部、もとい強火宮田担、宮田くんは俺のもの、もはやメンヘラ彼女、その名は佐久間大介
これはもう説明の必要なし。
聞いたことあります?いくら大好きな先輩だからって、自分以外の後輩が親しくなろうとするの阻止するって。いやマジなのよこれ。
ありとあらゆる媒体で宮田愛を語り、大人数での飲み会では宮田くんの隣をキープ、宮田くんのソロラジオ番組が始まれば“後輩の鑑S”の名で番組に送ったお便りが読まれ(そしてその場で電話をもらって出演)……エピソードには事欠かない。
もちろん一方的に崇拝しているわけではなく、宮っちも佐久間くんのことを“後輩っていうか親友”と言っているし、2016年のライブではソロ曲前のショートコントにあべさくを起用しているし、毎日のように食事やサウナに行ったりオタク話で盛り上がったり同じソシャゲに課金しまくってスクショを送り合ったりいつか二人でコラボ曲作ってPV撮ろうって約束したり……とっても仲良し。
ただ、私が個人的に好きな流れは、佐久間くんの熱烈な求愛を宮っちが袖にするやーつですけどね。特に宮玉の当て馬的に扱われるやーつですね。
(※宮田くんと玉森くんは“宮玉三部作”と呼ばれるユニット曲『BE LOVE』『星に願いを』『運命』で、結婚⇒死別⇒死んだ嫁が化けて出て旦那を殺す、という壮大なストーリーを完成させており、ライブの演出でその様を披露したばかりかdTVでドラマ化するという偉業を成し遂げています。2015年のライブツアーでは結婚式を挙げ、ドームを埋めたファンを強制的に参列者にしました。ちなみにそれが収録された円盤には付録で薄い本が入ってました。エンタメなのかビジネスなのかおふざけなのか何なのかはファンにもわかりませんが、なんにしろ全力でおかしいということはわかります。おかしいのは重々承知で言います。宮玉は公式で夫婦設定なんです。)
2018年8月のキスラジで行われた企画「宮っち大好きジャニーズ」ってのがあって。
宮っち大好き!というジャニーズ数名にどこが好きかアンケートをとって、それを読んだ宮っちがランキングを決めるという企画だったんだけど、佐久間くんは熱烈な思いを長々と綴った挙句、「重すぎる」と最下位。
そして一位は「好きなところは意外とない」と答えた玉ちゃん。「みんなわかってたでしょ、揺るぎないからね」と。
他にも、「宮田が佐久間とばっかり遊んでて俺は置いてきぼり」「浮気されてる」と玉ちゃんが発言してファンが盛り上がり、佐久間くんは「嫁の天敵」だの「噛ませ犬」だの呼ばれることも……。
キスマイファンとしては「宮玉の戯れに巻き込んじゃってごめんね……」という気持ちと、「宮田担=宮玉推しなんでしょ佐久間くん?喜んでるよね?」という気持ちで半々です。
宮さくの仲良しっぷりはずっと変わらないと思うので、これからもエピソード爆撃期待してます!!

 

 

 

y☆横尾渉Snow Man
(音痴の)師匠、(俳句または料理の)先生、ジブリおたく、保有資格はマグロ解体師一級とペット介護士クックパッドプラスと犬のきもちで連載を持つ、歌とダンスとトーク以外は何でもできる、プレッシャーに弱い、曲がったことが大嫌いでモラルやマナーにうるさくて、そのくせ甘えん坊の弟気質でふざけたがり。
自らを「隙間産業」と言い切る横尾さんの名前を“憧れの先輩”として挙げる後輩はそりゃいないだろうし、人見知りで弟気質だから仲良しの後輩はかなり少ない。
そんな横尾さんでも、Snow Manとはそれなりに付き合いがあって、中でも宮舘くんと岩本くんとは親しい。
同じKC会(亀梨クラブ)に所属している宮舘くんのことは「涼太」と呼んでいるし、「俺よりしっかり者だから」と、自分が発足したはずの会の仕切りを完全に宮舘くんに任せている(だって横尾さんはリモート筋トレとか参加したくないしね!素面のときはともかく酔っぱらったら周りに気ぃ遣いたくないしね!)。
まぁ亀梨くんをもはや崇拝している宮舘くんと違って、横尾さんは「かずにぃ大好き♡」って感じでフル弟モードだから、KC会ではかなりちゃらんぽらんなんだろうな。
2020年春の亀と山Pラジオで亀梨くんから明かされたところによると、正月恒例の亀梨家での新年会にて、「俺ローストビーフ作るよ」と作り始めてオーブンに入れたところで「酔った。寝ちゃう。外の空気吸いたい」と言い出し、宮舘くんが「俺オーブン見てますよ」と言ってくれたのをいいことに丸投げして、そのまま戻ってこなかった(帰宅した)らしい。
宮舘くんは「これいつ出せばいいんですか!?」と困っていたらしいぞ!ダメだぞワッター!
それと、岩本くんとも交流がある。
なんにも通ずるところがなさそうな二人だけど、誕生日が一日違いだったり、きゅうりが食べられなかったり、お化けが苦手だったり、ご両親をとても大切にしていたり、意外と共通点がある。
横尾さん曰く「照はなんか気になって」珍しく自分から声をかけて交流が始まり、年に数回ごはんに行くような関係らしい(コロナ禍前)。
横尾担にとっても岩本担にとっても忘れられないのは、2020年の岩本くんの誕生日だろう。
謹慎中の岩本くんに対して励ましのメッセージを綴った横尾渉。私は自担のこういうとこが好きなんだよなうんうん、と思ったものだ。
加えて、横尾さんが一番仲の良い後輩は元Mis Snow Man野澤祐樹くんなのだけれど、8.8でSnow Manのデビューが発表された時、横尾さんは即座に野澤くんに連絡して飲みに連れていき、「つらいよな」と声をかけている(えび銭湯出演時の野澤くん談)。
Jr.時代は死ぬほどプライドが高くて尖りまくっていた横尾さんだからこそ、人の痛みに寄り添えるのではないだろうか。

 


F☆藤ヶ谷太輔Snow Man
キスマイのセクシーキング、モットーは「エロく正しく美しく」、涼しい顔で下ネタをぶっこむ、人見知りでちょっぴり天然、ものすごく優しいのにイジりは容赦ない、大好きなのはデニムと横尾渉
ガヤさんとSnow Manは……すみません思い当たるエピソードがありません……。
2グループ合同で何かした、という話の中にはもちろんガヤさんも含まれるけれど、個人でというのは聞かない。
ガヤさんは人見知りで、そのうえ三人兄弟の長男で完全なるお兄ちゃん気質なので(兄貴肌とは違う)、可愛らしく庇護欲がそそられる感じの後輩が弟モード全開で積極的に懐いてきてくれないと心を開かないのだと思う。
というわけでガヤさんが可愛がっているのはセクゾのマリウスくん、トラジャの七五三掛くん、ストの京本くん、あたり。
Snow Manの誰か!ちょっとがんばってガヤさんと絡んで!!

 

 


t☆玉森裕太Snow Man
キスマイのセンター、衣装担当、スタイル抜群の可愛い系イケメン、なのにグループ内運動神経最下位、ゆるふわ超マイペース自由人、重度のゲームおたく、重度の人見知り、心を許した相手には当たりがきつくて口が悪い、宮玉三部作プロデューサー。
玉森・千賀・宮田の三人は、舞台『DREAM BOYS』で6人時代のSnow Manと共演している。
いくら人見知りの玉ちゃんでも、舞台という長丁場を共にした後輩とはさすがに仲良くなる。しかも玉ちゃんが座長だったし。現在一番仲良しの後輩である永瀬廉くんもドリボ出だし。
というわけで、座長としての責任感に後押しされて後輩との交流を持とうとがんばった玉ちゃんは、みんなにちゃんと優しくし、服をあげたりごはんを食べさせてあげたりしていたらしい。
が、Snow Man6人の中では特に深澤くんと親交が深い。
そりゃそうだわゲーマーだもの。
宮っちも交えてモンハンをやりこんで仲良くなったようだ。その時に深澤くんは玉ちゃんから「フルフル」というあだ名をつけられている。
玉ちゃんがこういう口の悪さを出すということはだいぶ心を許している証拠だと思う。
さらには家にあがって服をもらったりもしている。深澤くんのロエベ好きは間違いなく玉ちゃんからだと思う。玉ちゃんの私服のロエベ率の高さもなかなかだ。あとヴィトンとかも。
私服のブランドを真似するだけでなく、深澤くんは以前たびたび「玉森くんみたいな顔になりたい」と言っていたし、6人時代のライブで自分のソロには玉ちゃんの曲を選んでいるし、憧れているのは間違いないと思うのだけど、いかんせん玉ちゃんは絶対に自分からいかない人なので、深澤くんがもっとぐいぐいいかないとこれ以上仲は深まらないと思う。
あと、キスマイの中で「深澤は(河合)郁人のもの」っていう共通認識がありそう(笑)
JGRで玉ふかの絡みが見られるようになって本当にうれしい!!これからたっくさん絡んでください!!

 

 


2☆二階堂高嗣Snow Man
キスマイのバラエティ王、ラップ担当、演出家、先輩後輩問わずライブや舞台にマメに足を運ぶ、他の追随を許さない学力ゼロ男、悪ガキ、でもメンバー想いで後輩想い。
Jr.時代はグレまくっていて後輩から怖がられていたニカちゃんだけど、デビュー後はとっても面倒見が良いお兄ちゃんに。
Travis Japanはニカちゃんのことを「にぃに」と呼んでいます(笑)
Snow Manの中では、ニカちゃん的には阿部くんが可愛くてイチオシらしい。
阿部くんもニカちゃんにバラエティの相談をしていて、そしたら細かく戦略を立ててくれた、バラエティの師匠だと言っていた(POTATO 2021年11月号)。
BBJで共演した岩本・深澤・渡辺は……うんまぁそういう可愛いではないんだろうな……ガンガンにイジってくるから……(BBJメイキングでビリビリを仕掛けられてるニカちゃんは可愛いですw それと、なべふかさくのバラエティでの「二階堂くんは怖い」発言&エピソードは完全に黒歴史イジリですw)。
ただ、ニカちゃんはバラエティの人であるのも間違いではないけど、何よりもあの素晴らしいキスマイのライブの演出担当なので、Snow Manにはぜひその点においてもニカちゃんに師事してほしい。
今年はキスマイが有観客ツアーをやっているので、見に行ったSnow Manの感想を聞くのが楽しみです!!

 

 


と、ここまで全部読んでくれた方はいらっしゃるのでしょうか……いやほんとアホほど長くてすみません……好き×好きなので止まらなくて……。
とにかく、キススノ最高!キススノ万歳!!キススノをもっとください!!!というのが言いたかったのです。
何せキスマイは地上波バラエティ2本持ってるのに、いまだにSnow Manが呼ばれてないんですよ?
キスマイ魔ジック時代に秋葉原をロケしてた宮田くんがマジもんの偶然で佐久間くんに遭遇するという奇跡(2016年)はカウントされませんよ?
せっかくデビューしたんだし!!呼びましょうよ!!待ってます!!!!!

 

 

 

これ、すのーまんで撮ってください!(土下座)

こちらの記事でSnow Man9人に歌ってほしい曲を楽しく並べたのですが、↓

 

dcgc-umeko.hatenablog.com

 

今回は歌ってほしいやつじゃなくて撮ってほしいやつです。
歌ってほしいやつはビジュアル一切抜きでただただ声だけにフォーカスして考えたんですが、今回は逆。
ビジュアル・雰囲気・キャラクターにフォーカスして、声は抜きで考えました。
曲はイメージソングで、原曲のまま流して、それに合わせてMVを撮ってほしい。
あるじゃないですか、アーティストは一切顔を出さずに、俳優さんとかモデルさんで撮ってるMV、あれです。
きっかけは「この曲めっちゃ深澤くんに似合うなー!もはやイメージソングにしたいなー!でも歌ってほしいかっていうとなんか違うんだよなー!このままの曲で深澤くんに合わせたいんだよなー!」という曲があったから。
そんで他の8人と、9人全員でのやつも考えちゃいまして、個人的に納得のいくリストができあがったので記録しておこうという。
そんなわけで、趣味全開の妄想、おたくの勝手な戯言第二弾!

 

 

 


1.岩本照さんで撮ってほしい曲

 

森広隆エレンディラ

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歌詞に沿ったストーリーを感じさせる映像がいいです。
衣装は黒のライダースに革パンでお願いします。
時間は夜。
冒頭、横浜のちょっといいホテルから一人で出てきて、ごっついバイク(トライアンフ希望)にまたがってエンジンをかけ、走り出すと同時に曲がスタート。
ベイブリッジからの東京湾アクアライン、ひたすら海の中の高速をぶっ飛ばし、その様子を横から後ろから撮り(顔が見えない?あんだけスタイルがよければ暗い中バイク乗っててもわかるからいい)、ところどころでホテル内での回想シーン的なものを差しはさむ。
正装でパーティにいる岩本照、ホテルのスイートルームでだらしなく座る岩本照、札束を数えてにやりと笑う岩本照、笑って話しかけた相棒の女の様子がおかしいことに気づく岩本照、女と言い争う岩本照、出て行ってしまった女のアクセサリーを握りしめて顔を歪める岩本照……そういう画を、バイクを駆る岩本照の合間合間に差し込んで、ラストは木更津の工業地帯でバイクを止めて降り、メットを外して工業夜景を眺めながらくしゃりと泣き出ししゃがみ込む。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

2. 深澤辰哉さんで撮ってほしい曲

 

Michelle Branch『All You Wanted』

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この企画の元凶。
このね!「So lonely inside, So busy out there, And all you wanted was somebody who cares」っていう人をね!!深澤くんにやってほしいんですよ!!!
衣装は深澤くんの私服っぽい、スキニーボトムにボリュームトップス。
冬がいいな、着込んでほしい。
時間は夕方。
紫に染まった夕暮れの中、どっかの廃線をてくてく歩いてください。
時々上を向いて白い息をはぁーっと吐き出してみたり、綺麗な手をこすり合わせてみたり、寒そうな感じを出しつつ、何も考えてないような、でもどこか寂しそうな顔でぼんやり歩く。
レールの上をバランスとって歩いてみたり、なんとなく後ろ歩きしてみたり、突然なんかのステップを踏んでみたり。
その様子を寄ったり引いたりしながら延々撮る。
伏し目がちな横顔はマストです。多用してください。
ラストは後姿、からの振り返って儚く笑う様。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

3.ラウールさんで撮ってほしい曲

 

Hilary Duff『I am』

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いやだって、「I am special, I am beautiful, I am wonderful, and powerful, unstoppable, sometimes I’m miserable, sometimes I’m pitiful, but that’s typical of all the things I am」ですよ!?ラウちゃんじゃん!!
これはねー、10代という若さを押し出したい。
制服で学校にいて、友達とちょっと話して、手を振って教室を出て、歩いて電車に乗って、駅で誰かにぶつかって気まずそうに謝ったりして、何の変哲もない高校生の日常。
んで、そうやって普通に移動してきた先が海辺で、そこで制服のジャケットとネクタイとローファーと靴下を放り出して、白シャツにスラックス、裸足で踊りだしてほしい。
ここは空撮入れましょう。ドローン投入。
海辺で心の赴くままに踊るラウールくんをあらゆる角度から撮る。
ラストは踊り疲れて砂浜に大の字。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

4.渡辺翔太さんで撮ってほしい曲

 

Chara『ミルク』

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渡辺くんもね、儚さを押し出したいんですよ私は。
モノクロまでいかないんだけど、ブルーグレーっぽい色調で撮ってほしいな。
ゆるゆるのロンTにスウェットパンツ、窓際に置いたベッドの上。
気だるそうに座ってぼんやり窓の外を見たり、どっか行ったかと思ったらマグカップを持って戻ってきて、ちびちび中身をすすったり。
途中で猫がフレームインしてきて、呼ぶんだけど来なくてつまらなそうな顔をしてベッドに転がる。
かと思ったら猫がベッドに飛び乗ってきて、「お、」って感じで撫でようとしたら逃げられて寂しそうな顔をする。
ラストはいつの間にか寝ちゃって、寝顔のアップで終わる。
その横に猫が丸まる。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

5.向井康二さんで撮ってほしい曲

 

SPECIAL OTHERS『Good morning』

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あったかい感じの、トイカメラみたいな画質というか色調というかがいいな。
季節もそれが似合う秋で。
これはもうナチュラルに、等身大の向井くんのモーニングルーティン動画を撮ってほしいです。
朝起きて、顔を洗って、コーヒー淹れて飲んで、朝ごはん作って食べて、掃除して、洗濯物干して、みたいな。
クローゼットを開けて服を選んで、着替えて鏡でチェックして、鏡に向かってもみあげ手裏剣を決めて、カメラを持ってお出かけ。
ぶらぶら歩きながら被写体を探して、風景や犬猫を撮って楽しそうに笑って、ラストは空を撮っている向井くんを空から撮ってカメラのアップでおしまい。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

6.阿部亮平さんで撮ってほしい曲

 

Paul Colman『Fill My Cup』

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木漏れ日差すカフェで勉強動画を撮ってください。
いつものあのゆるっとした感じの私服で、机の上にタブレットやノートや参考書を広げて、時々難しい顔をしたり、首を傾げたり、飲み物をすすったり、首を回したり、窓の外を見て目を細めたり、また俯いてペンを動かしたり、ガチで勉強してください。
お得意のカメラ目線は一切いりません。
着席⇒勉強⇒退席、だけでいいです。
阿部くんなればこそそれが(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

7.目黒蓮さんで撮ってほしい曲

 

JET『Radio Song』

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夜の上海がいい。
浦東の雑踏の中を、もさいパーカー・ジーパン・リュック、みたいな家出少年かバックパッカーかってかっこで歩いてほしい。
何かを探しているような、寄る辺なく心細そうな、でもどこか意志を感じる表情で。
全体的にスローモーションがいいかも。
サビは高層ビルを見上げる目黒蓮を下から舐めるようなアングルで撮る。
落ちサビで黄浦江のほとりに歩きついて、外灘側の夜景に目を奪われる様を撮る。
正面から撮ると目黒蓮のバックに浦東の近未来夜景、後ろから撮ると目黒蓮の後姿と外灘の旧市街夜景。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

8.宮舘涼太さんで撮ってほしい曲

 

Starfield『Tumbling After』

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ハワイ行きましょう。
燦燦と降り注ぐ太陽の下でサーフィンしてください。
ウェットスーツは普通に黒で、ボードは真っ赤でお願いします。
もう、3分半ひたすら舘様が波乗りする様を見せつけてください。
華麗に波に乗る瞬間も、落ちて見えなくなる瞬間も、波間からプハっと顔を出す瞬間も、犬みたいに頭を振る瞬間も、髪をかき上げる瞬間も、すべておさえさせてください。
ラストは砂浜に立てたボードを支えて佇み海を見つめるカットで。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

9.佐久間大介さんで撮ってほしい曲

 

クラムボン『ジョージ』

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アニメTシャツにゆるボトムとゆるパーカーにスニーカー、いつもの感じでお願いします。
そのかっこで秋葉原の贔屓店をめぐってる様を撮ってコマ送りにします。
フィギュアでもアクスタでも好きに買っていただいて、めちゃめちゃ楽しそうなのを隠さないでください。
2番サビ前のキメに合わせてお顔のアップを5パターンください。
1:51あたり、曲が展開したらコマ送りやめます。
そこから1分間は移動シーン、目的ありげな顔でアニメショップをあとにし、徒歩で浅草橋方面へ。
着いた先は和泉公園。
荷物を置いてパーカーを脱いで、軽く準備体操をしたら、落ちサビから終わりまで芝生で思いっきり踊ってください。
ヲタ芸でもアクロバットでもバレエでも好きに入れて、とにかくめいっぱい楽しく踊ってください。
満面の笑みでおしまい。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 

 

 

10.Snow Man9人で撮ってほしい曲

 

Jamiroquai『Canned Heat』

youtu.be

 

ヤムヤムのラストのポーズ、ジャミロクワイにしか見えなかったのは私だけですか?
いやもうあの時からスノにジャミロクワイで踊ってほしい欲望が抑えられないんですよ。
最初は全然ダンスじゃなくていいです。
全員三つ揃えスーツでばっちりキメて、NYウォール街で撮りましょう。
バリバリのデキるビジネスマンっぽい感じで足早に街を歩いてください。
スタバでコーヒーをテイクアウトする人、新聞を買う人、メトロから降りてくる人、同僚らしき人に手を上げて挨拶する人、などなど、最初は一人一人別々だったのが、二人、三人、と合流してきて、2番サビ前、証券取引所の前で9人集合。
一言も交わさずに位置取りして、死ぬほどかっこいい振付(byヒカルイワモトであれ)で全員で踊ってください。
曲がフェードアウトなので、映像もフェードアウトがいいですね。
「あー!まだ踊ってるのにー!最後まで見せてー!」的な気持ちを抱かせて終わりましょう。
うーん、(私にとって)最高。見たい。

 


以上、個人的な趣味全開の妄想第二弾でした。
いやマジで考えるの楽しかった。
鮮明な夢でいいから本当に見たい。

まぁ無理なのはわかってるんすけどね!
でも前回の歌ってほしいにしろ今回の撮ってほしいにしろ、Snow Manってほんとに幅広い楽曲が似合うと思うんですよ。
なので今後も新曲に期待です!
ワンチャン、前回か今回挙げた誰かから楽曲提供を受けるかもしれないという希望は捨てません!!

 

 

 

 

素敵な阿部くん

Myojo12月号のSnow Man阿部くんのページ、「歌舞伎での名古屋滞在中、ホテルでときどき康二の部屋にコーヒーをもらいに行ってた」という発言から、阿部亮平という人そのものについて思考が羽ばたいたので記録しておきます。

 

このコーヒーをもらう話然り、前にラジオで「一口ちょうだいって言ってくるのは阿部」って言われてたの然り、阿部くんって相手にとって負担にならないちょっとしたところでは自分の欲望を抑えずにあっさり甘えるし、「照ダンス教えて」「舘様キャベツの切り方教えて」とか相手を立てる・喜ばせることにもなる場合はたぶんちょっとわざと甘えてて、そういうところはやっぱり元グループ内末っ子だなぁと思う。
受験期のお休みとか大学との両立とか、絶対に譲れないところでは周囲に迷惑がかかると思っても貫き通すし、きちんと感謝しつつしっかり頼っているし。

 

その一方で、男兄弟の長男という甘え下手になりがちな生まれ育ちのせいか、何か自分だけの問題を抱えているときには、誰かに甘えたり頼ったりしないで自力で解決しようとする傾向がある気がする。
資格をとろうとしているのを誰にも言わなかったり。
勝手な偏見だけど友達に恋愛相談とかもしなさそう。
なんというか、無条件に誰かに寄りかかることができない人なのかもしれないと思う。

 

これは交友関係にも出ていて、たとえば河合・深澤、亀梨・宮舘、宮田・佐久間、千賀・渡辺のような特定のものすごく親しい先輩がいない。
「この分野ではこの人に頼ろう」という感じで、櫻井・北山・二階堂・カズレーザー・大学の教授あたりに何かしてもらった話は出るけど、特別親しいかというとそんな感じはしない。
クイズ部の後輩たちが阿部くんを慕うようには、阿部くんは誰かを慕っていない気がする。

 

でもこういうふうに、必要な時に必要な人に頼るというスタイルこそが、阿部くんのあの安定感を出しているのかなとふと思った。

 

無条件で誰かに寄りかかるのが苦手な人というのはなんでも一人で抱え込みがちで、孤独になったりパンクしたりというリスクがあるのが常だけれど、阿部くんは「ここはこの人に頼ろう」「ここは自分でがんばろう」というのを自分にとっていちばんストレスがないようにバランスをとれる人なのではなかろうか。
周囲からすると「もうちょっと甘えてくれていいんだよ……?」となるかもしれないけど、彼にとっては「その気持ちだけで十分です、いやマジで」というか。
無理してるわけじゃなくて、そういうスタイルが彼にとっていちばん楽だからそうしているだけというか。
もちろんとても優しい人だし、いつも周囲を気遣ってはいるけれど、実は自分を犠牲にはしていなくて、ちゃんと自分が楽なようにうまいことやってる気がする。
そういうふうにバランス感覚が優れているからこそ、人を許すことも支えることもできる優しい優しい阿部くんであれるのかなぁと思いました。

 

出来が良すぎて心配になっちゃう子と思いきや、変な紙飛行機を作ってみたり突然犬に凄んでみたりテーブルゲームポンコツだったり興味がない発言はバッサリ斬ったりするので、ああ大丈夫だわこの子わりとマイペースに楽しくやってるわ、と安心する、「しっかりしてる」「優しい」「でも無理はしてない」、これが私の好きな阿部亮平くんです。

 


来週のあべふかラジオ楽しみー!!!

 

 

 

 

これ、すのーまんが歌ってください!(土下座)

私はSnow Manの声が大好きだ。
歌い手アーティストのように声を基準に組んだグループというわけではないのに、ユニゾンの時のバランスもいいのも、一人一人がばっちりイケボなのも、本当に奇跡のような集団だなと思う。
特に、低めのイケボが揃っているところが個人的にとても好みだ。
Crazy F-R-E-S-H Beatの1番Aメロ、めめだてあべの低音三連打は毎度めろってしまうし、KISSIN’ MY LIPSの2番Bメロ頭の岩本くんの「Hey!」は毎度胸を撃ち抜かれるし、Stories1番Aメロの凛々しく力強いユニゾンは「好きだーーーーーー!!!!!!」と叫びたくなってしまう。
と言いつつもちろん中音も高音も素敵で、とにもかくにもこのグループはイケボがすぎる。

 

そして私には、いい声を聞くと「この声であれを歌ってほしいな……」と妄想してしまう癖がある。
スマホのメモ帳には誰に何を歌ってほしいかのリストが入っていて、随時更新している。
のだが、このほど、もうこれ以上はないと思えるリストが完成したので、個人的思考記録であるこのブログに残しておこうと思う。

 

はい、というわけでただの趣味全開の妄想、声フェチの戯言です。
誰に何を歌ってほしいか、私が大好きなのにアルバムにもツアーセトリにも入っていない(号泣)Storiesの歌割り順に紹介していきたいと思います。
全体的に曲が古いのは……お察しください……。

 

 

 

 

1.目黒蓮さんに歌ってほしい曲

 

Matchbox Twenty『Unwell』

youtu.be

 

低音―――!!!
音域といい雰囲気といい絶対似合う!!!と確信しています。
Matchbox Twentyは世界的にはめちゃ売れたけど、日本ではマイナーなバンドですね。
目黒くんて洋楽聴くのかな?聴いてたとしてもこのバンドは知らないだろうな……でも聴いてほしいなー!!
そしてお願い歌って!!!

 

 

 

2.阿部亮平さんに歌ってほしい曲

 

福山雅治『Squall』

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阿部くんの優しさを固めたような低音で!!スローなラブバラードを!!歌ってほしくないわけがない!!!!!
絶対泣ける。
阿部くんはこういうベタな曲が好きな気がするし。ねぇ好きでしょ?好きって言って?
そしてお願い歌って!!!

 

 

 

3.岩本照さんに歌ってほしい曲

 

FUZZY CONTROL『muscle life』

https://www.amazon.co.jp/muscle-life/dp/B00BWANNF6

 

YouTubeがなかったのでAmazonの試聴……一部しかご紹介できないのが悔しい……。
ドリカムのバックバンドとかやってるハイパーテクニカルスリーピースバンド、FUZZY CONTROLによる筋トレの歌です。歌詞が「大胸筋」で始まって「上腕二頭筋」で終わる。
ええ、岩本くんのキャラにぴったりだな、っていうのは意識してます。
が!!!
歌詞は笑っちゃうけど、すっっっっっごいかっこいいんですこの曲。
おまけにめちゃ変拍子で難しい。
岩本くんはやっぱり並外れたリズム感でラップかましてほしいし、これでバチバチに決めるガラの悪いいわもっさんが見たいです。
お願いかまして!!!

 

 

 

4.宮舘涼太さんに歌ってほしい曲

 

HIM『Heartache Every Moment

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HIMはフィンランドのメタルバンドです。
デスメタルでもスラッシュメタルでもなく、「ラブメタル」を自称しています。ライブで歌い終わりに観客に向けて「Thank you, sweet hearts」とか言います。
イイ声といいスタンスといい、舘様にとってもお似合いだと思い……いやマジで宮舘くんがこれ歌ってるの想像しただけで軽く悶える。
宮舘くんはこの曲!!!というのはもう3年前くらいに決めてました。
お願い歌って!!!

 

 

 

5.深澤辰哉さんに歌ってほしい曲

 

Steve Aoki & Louis Tomlinson『Just Hold On』

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歌っているルイ・トムリンソンはOne Directionのメンバーです。
深澤くんは国境を越えてもアイドルの曲を歌ってほしくなる……。
この曲はとにかくもう、雰囲気が!絶対に!!深澤辰哉に合う!!!
なんかこう、優しく甘やかしてくれそうなのに、つかみどころがなくてすぐにどっか行っちゃいそうな感じというか、「Darling, just hold on」と言いつつ次の瞬間には消えちゃってるんじゃないかっていうか、そのくせやっぱりどこにいても見守ってくれそうっていうか。
うまいこと言えなくて我ながらもどかしいんだけども、そのつかめなさが深澤辰哉っていうか!!
お願い歌って!!!

 

 

 

6.渡辺翔太さんに歌ってほしい曲

 

FoZZtone『音楽』

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渡辺くんの、ビブラートをかけないロングトーンがもうほんっとに大好きなんですけど、絶対すの担に数多くの同志がいますよね?
あの声で何を歌ってほしいかなぁと考えたらこの曲でした。
FoZZtoneは個人的に人生でいちばん好きでいちばんライブに通ったバンドなのですが、活動休止(実質解散)しちゃったんですよね……それでも聴き続けてはいるんですが。
めちゃめちゃ応援してたのにいまいち売れなくて悲しかったなぁ……。
渡辺くんに歌ってもらえたら報われます。
お願い歌って!!!

 

 

 

7.佐久間大介さんに歌ってほしい曲

 

ROOT FIVE『ボク時々、勇者』

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ROOT FIVEはニコ動の歌い手さん5人で結成されたボーカルグループです。
佐久間くんは声質的にも発声的にもキャラ的にも、声優さんか歌い手さんの曲を歌ってほしいなーと思いまして。
前にらじらー!の対決で勝ってロメオを流す、にとどまらずノリノリで歌ってたのよかったなぁ……。
佐久間くんルーファイ知ってたりしないかなぁ……わんちゃんカラオケで歌ったことあったり……世代的にあり得るんじゃ……。
いやなくてもいい、お願い歌って!!!

 

 

 

8.ラウールさんに歌ってほしい曲

Mando Diao『Sheepdog』

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スウェーデンのバンドなんですが、英語の発音と声と歌い方にちょっとクセがある感じがラウールくんに似合うかな、と。
この曲はロックの初期衝動に溢れてて、ぜひ若いラウールくんに歌ってほしいというのもあり。
彼はダンスありきで音楽を聴きそう(偏見)だから、こういうのは聴かないかな~、好みじゃないかな~……でも私は聴きたいの!お願い歌って!!!

 

 

 

9.向井康二さんに歌ってほしい曲

 

ハナレグミ『家族の風景』

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向井くんには優しく柔らかくあったかい曲を歌ってほしい願望があります。
バチバチにかっこつけるより、素朴な感じで歌ってほしいな~。
向井くんってなんかアコギっぽさないですか?私だけかな?
ハナレグミめっちゃ合うと思う。もうレコーディングしてる画が浮かぶ。
レコーディングまでいかなくてもぜひとも持ち歌にしてほしい。
お願い歌って!!!

 

 

 

10.Snow Man9人で歌ってほしい曲

Maroon 5 (ft. Cardi B)『Girl Like You』

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いやもうこれは刷り込みですよ。
だってラジオ聴いてたら自動的に結びつくじゃないですか。
普通にマルーンの曲として認識してたのに、今となってはもうスノの曲と言っても過言ではないレベルでイメージが変わってしまったので、責任とって歌ってください!!!

 

 

 

 

以上、個人的な趣味全開の妄想でした。
やーでもこれ考えるの楽しいんですよ。
これとは別に、歌わなくていいからこの曲でMV撮ってほしい!って曲もあるんですけど(女性の曲とか)、それはまた次回(勝手にやります)!