五臓六腑を燃やして

とあるSnow Man深澤辰哉担の個人的思考の記録

深澤担になるまで

※注意※ 

今回、ダンスについて自分が思うことをつらつら書いていますが、私はダンスの経験も知識も皆無ですし、運動も体育の授業以外でしたことがないレベルなので体の使い方とかも全くわかりません。芸術鑑賞も技術を云々することなく感覚で楽しむだけの人間です。そんなド門外漢の私個人が勝手に持った印象を書いただけなので、見当違いだったり意味不明だったりはすると思いますが、これは個人的思考を記録しておくことを目的としたブログなので、お嫌でしたら読まないでください。

 

 

 

 

私は現在ゴリゴリの深澤担である。

しかし、最初からそうだったわけではない。

私は「自分は深澤担だ」とはっきり自覚するまで一年くらいかかった。

 

顔は最初から気になっていた。

正確には、「顔は岩本くんか深澤くんがタイプだな」と思った。

(※余談1:私の好みは大変わかりやすい。キスマイなら横尾・藤ヶ谷、JUMPなら高木、俳優なら要潤松田龍平浅野忠信鈴木亮平柄本佑あたりにときめく、と言えばおわかりいただけるだろう。若手なら当代の市川染五郎くんなんて将来が楽しみでたまらない。友人には「S顔好きだよね。ドMなの?」と言われた。誰がドMか。)

が、「岩本くんはめっちゃかっこいいけど、深澤くんはなんかパっとしないっていうかあか抜けないっていうか……絶対好みの系統の顔なんだけどなぁ……はっとするほど美しい瞬間もあるんだけど……打率低いっていうか……」と失礼なことを考えて首をかしげていた。

 

2015年滝沢歌舞伎円盤、2016年Kis-My-Ft2ライブツアー『I Scream』円盤、2017年早々に買った2016年滝沢歌舞伎円盤を見ただけの時点ではそんなもの。

(※余談2:2016年滝沢歌舞伎は第二幕がまるまる鼠小僧で、この年初登場のお丸さんが大活躍していた。お丸さんのことは一度で大好きになったし、即“お丸担”にはなったのだが、だからといって深澤担というわけではなかった。)

沼落ちの決定打になった『I Scream』のZZLでは岩本くんが抜かれまくっていたのでそれに素直にときめき、あえて言うなら岩本担に傾いていたと思う。

 

 

そこからどうやってゴリゴリの深澤担になったのか。

 

2017年当時、Snow Manのメディア露出は恐ろしく少なかったし、YouTubeのチャンネルもIsland TVもまだ存在していなかった。

Snow Manは現場を中心に活動していて、在宅オタクにできることはあまりなかった。

(※余談3:私は個人的な事情により、2015年頃から「趣味のためにはリスケのきかない予定は入れない」と決めているので、キスマイもSnow Manもハマった瞬間から今に至るまで現場に行ったことは一度もない。コロナ禍以降は映画館にすら行っていないので、在宅オタクの極みである。)

加えて私がTwitterをやっていなかった(見たくないものが目に入ってしまうことに嫌気がさしてやめた)ので情弱だったこと、日々の生活に追われて趣味に割ける時間が少なかったこともあり、2017年の私は数枚の円盤を数回ずつ繰り返し見るということをした。

 

2016年夏~2017年末までで、私が見たSnow Man出演円盤は以下の通り(購入順)。

・2015年滝沢歌舞伎

・2016年Kis-My-Ft2ライブツアー『I Scream』

・2016年滝沢歌舞伎

・2014年滝沢歌舞伎

・ABC-Z『Reboot!!!』MV・メイキング

 

パフォーマンスで落ちた身なので、やはりダンスを夢中で見た。

初めは、岩本くんと佐久間くんに目がいっていた。

クロバットで派手なことをするのはあの二人だったし、やっぱりあの二人のダンスは目立つ。

バックで踊っていても、顔が見えなくてもすぐわかる。Mask Danceなど最たる例だろう。

バックのJr.を個人識別できた時というのは、ちょっと特別なうれしさがあるものだ。

そこで私は、6人全員を識別してみせようと意気込んだ。

 

岩本くんと佐久間くんに続いて、阿部くんと宮舘くんもわかるようになり、やがて渡辺くんもわかるようになった。

ところが。

 

深澤くんだけ、どーーーーーしても瞬時に識別できない。できてもすぐ見失う。

 

なぜだろう?

確かに岩本くんや佐久間くんに比べると癖のないダンスだけれど、それを言ったら渡辺くんだってそうだ。

動きに癖がないから識別できない、というのは違う気がする。

また、魅力がないから、というのは断じて違う。

『I Scream』のZZLでは紛う方なきアイドルとして輝いていたし、彼のパートではぐいっと彼に目が引き寄せられた。

他のメンバーに比べて劣っているとか魅力が足りないとかいうことはない。

 

なんで?なんで深澤くんだけパっとわかんないの??

 

不思議なのと悔しいのとがないまぜになった気持ちで繰り返し見ているうちに、ふと思った。

 

あれ……?この人なんか……スイッチない……?

 

いや、6人ともちゃんとスイッチはあるのだ。

バックについている時は先輩を、自分たちがメインであっても他のメンバーのパートの時はその人を、食わずにしっかり立たせるのも仕事なのだし、「職人集団」とまで呼ばれていた彼らにそれができていないわけもなかった。

(※余談4:自他共に認めるダンス苦手ジャニーズのキスマイ横尾渉は『I Scream』ライブの『Phycho』で、自身の下手さが目立つの嫌さに、隣で踊る佐久間くんに「ちょっとテンション落として踊ってくれ」と頼んだらしい。我が推しながら実に情けない先輩である。そういう「そもそもファンとスタッフとJr.の力を借りて輝かせていただいているんだから遠慮なく甘えよう」みたいな人間くさいとこ好きだけど。そのぶん感謝も称賛もたくさん口にしてくれるし。

ともあれ、佐久間くんはちゃんとその注文に応えていたし、6人ともそういう注文に応える、というか言われずとも調整する心得も技量もあったのだ。)

 

しかし、深澤くんのスイッチは特に、他の5人よりも顕著に感じた(あくまで私は、です)。

なぜだかはわからないけど、そう感じた。

 

今ならわかる。

深澤くんは、自分のターンじゃない時は絶対に目立たないのに、自分のターンになった途端ぶわぁっと浮き出てくる。

この傾向は年々顕著になっているので、当時私が見ていたものより最近のパフォーマンスを見たほうがわかりやすいのだけど、ぼーっと見ていたら突然イケ散らかした深澤辰哉が出現して「え?今までどこにいた?気配あった?」と愕然としているうちにスっと立ち去られてしまう、という現象は確実に存在すると思っている。私は。

これを当時の私は「スイッチ」と捉えたのだ。

 

当時これがうまくつかめなかったのは、先輩が主役の曲では“自分のターン”がほとんどなかったこと、唯一Snow Manバチバチに主役の『I Scream』でのZZLは寄りばかりで引きの画が少なかったことが原因だと思う。

本人たちの曲で、引きの画で見ていると、“浮き出る瞬間”がとらえやすい。

Dance Practice動画など最高だ。

 

だがしかし、当時はこの“浮き出る瞬間”をとらえられず、ぼんやりと「なんか他の人よりも存在感の切り替えスイッチが強く感じられる人」だと思った。

不思議だった。

 

この時点で、私の心は確かに動いていたのだと思う。

「なんか気になるから意識的に」見ていたのが、「無意識に探して見入る」感じに変わっていっていた。

 

あれ、私この人のダンス好きなのかな、でもなんでだろ、なんかよくわかんない……。

 

そういう自分で自分がよくわからない状態で見たのが、2017年末のジャニーズカウントダウンコンサート(テレビ放送)だった。

 

この年、東山さんがSnow ManSixTONESTravis Japanと一緒に(バックじゃなくて一緒に!)『まいったネ今夜』をやるという、大変素晴らしい企画があった。

ソロで歌ったのは各グループから一人ずつ、岩本照・ジェシー宮近海斗

この時の、金髪オールバック黒タキシードの岩本照のビジュアルは、私の嗜好に刺さりまくった。

彼がアップになった瞬間に心奪われ、「ひゃーかっこいい」という呟きが漏れた。

普通ならここから終わりまで、一瞬たりとも彼から目が離せないはずである。

 

ところがだ。

『まいったネ今夜』の『少しポーズをつけながら』の部分、引きでSnow Man6人が映った瞬間、私の目は深澤くんに釘付けとなり、彼のダンスにこれ以上ないほどときめいた。

声も出なかった。

すぐ隣にいる、自分の好みど真ん中のビジュアルで最高にかっこいいダンスを踊る男が目に入らないというのは、私にとって異常とも言える事態だった。

ほんの一瞬、でも私には劇的な一瞬だった。

私は全面降伏した。

 

なんで好きかとかどこが好きかとかもうどうでもいい。

私は深澤辰哉のダンスが好きだ。

だから私は深澤担だ。

 

というわけで、私は2018年の始まりと共に深澤担として目覚めた。

この時点では“深澤辰哉のダンス担”(兼お丸担)だったのだが、同年YouTubeでジャニーズJr.チャンネルが開設され、パフォーマンスはもちろんのこと、その人柄にもどんどん惹かれていくことになる。

ついでに雑誌をちゃんとチェックするようになり、そこでも人柄、そしていわふかの関係性を見せつけられて完全に虜になった。

ビジュアルも加速度的にかっこよく美しくなっていき、今や紛う方なき爆イケ美人におなりあそばした。

何よりも、自分は深澤担であると自覚した上でダンスを見続けたおかげで、彼のダンスのどういうポイントが好きかというのを着実に把握していくことになった(だって自分の心臓が跳ねたポイントを把握すればいいのだから)。

 

これにてめでたくゴリゴリの深澤担のできあがりである。

続いて“彼のダンスのどういうポイントが好きか”についても綴りたいところだが、どうあっても尋常でない長さになること必至なので、今回はこれにて(妖怪の世界へ)ドロン!

 

 

次回予告:ネットの片隅で深澤辰哉愛を叫ぶ